はくさい

葉は淡緑色だが、生長すると白い葉柄が伸びるため、白菜と名がついた。
もとは中国でカブとツケナが交雑してできたものと考えられている。

日本での歴史は意外に浅く、明治8年の東京博覧会で清国から山東ハクサイが紹介されたのが最初。普及したのはその後の日清、日露戦争で出征した人々が持ち帰った種子がきっかけで、全国的に栽培されるようになるのは昭和に入ってからである。

日本では包被型と呼ばれる上部の葉が重なり球頭部が丸くなるタイプが主流。
1980年代に入ってから球内の葉が黄色を帯びるもの(黄心系)が好まれるようになり、現在の品種は黄心系が主体。

通年手に入るが、やはり旬は冬。霜にあたると繊維が柔らかくなり、風味も増しておいしくなる。外葉が大きくしっかりと巻いているもの、白い部分にみずみずしさとつやがあり、緑の部分に黄ばみがないものが良質。

白い部分に黒い点のあるものは、病気が発生している証拠。
切り口に割れ目があるものは劣化が進んでいる。また半分に切って売られているものの場合、真ん中の芯が盛り上がっているのは切ってから時間がたったもので鮮度が落ちているので注意が必要。

保存が効く野菜なので、冬場は新聞紙に包んで寒いところに立てて置けば2~3週間はもつ。横にするとやわらかい葉の部分に重みがかかり、傷みやすくなる。夏場はラップにきっちり包んで冷蔵庫に。

大根と並んでビタミンCが多く、成分はキャベツと似ている。

草土出版:草土花図鑑シリーズより抜粋