春菊

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春菊はキク科シュンギク属。春に黄色または白い可憐な花を咲かせ、葉の形が「菊」に似ていることから春菊と呼ばれています。関西地方では「菊菜(きくな)」と呼ばれることもあります。以前はアジアの限られた地域のみで食用として食べられていましたが、ヨーロッパでも近年の和食ブームの影響を受け徐々に料理に使う方が増えてきました。

日本で食べられている春菊には葉の切れ込みの細かさから「小葉」・「中葉」・「大葉」の三種類に分類され、地域により好みの種類が異なるそうです。東日本では葉の切れ込みの深い「中葉」が主流で、主におひたしや鍋に使用されます。西日本で多く見られる種類は「中葉」のなかでも、葉が広く切れ込みの浅い丸みを帯びている葉形のものが好まれ生で食すこともあります。さらに九州や四国などでは「大葉」が使われます。葉の特徴は、しゃもじ型で切れ込みが少なく肉厚、吸い物に使うと絶妙な香りと触感が楽しめます。「小葉」は香りが強いものの、収量が少ないため現在ではあまり流通していません。

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お店でおいしい春菊を見分ける方法は、色が濃く鮮やかで葉先まで元気なものを選びましょう。しっかりとした張りがあるやや細めの茎が柔らかくておいしいです。

「食べる風邪薬」との異名を得られるほど春菊にはさまざまな栄養価が含まれています。独特の香りには自律神経を整え、胃腸を活性化する働きがあります。貧血気味の方におすすめなのが葉酸や骨を丈夫にするカルシウムです。またシミや肌トラブル予防に必要なビタミンC、老化防止のビタミンEも含みます。さらにはほうれん草や小松菜を凌ぐほど多くのβカロチンを含み、粘膜や皮膚の健康維持、呼吸器系統を守る働きが期待されます。

乾燥にとても弱いので購入後には濡れた新聞紙でくるみビニールやポリ袋にいれて冷蔵庫で保管すると1週間程度保存が可能です。

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冷凍保存方法は、沸騰させたお湯に塩をいれ30~40秒ほど軽く下茹でしてから冷水にくぐらせ色止めと熱をとります。その後水気をよく切り、ラップで小分けに包んだ後ジップのついた冷蔵用袋にいれて冷凍すると1~2か月程度持ちますが、できるだけ早めに使い切るほうが独特な味や香りを損なわずにおいしくいただけます。なるべく長く保存を保つには購入時に傷んでいないものを購入することが大切です。

旬食予報より一部抜粋
旬の食材百科より一部抜粋
くらしの豆知識より一部抜粋
Wikipediaより一部抜粋