JA竜ケ崎に属する牛久市は河童伝承が多く残されており、「かっぱの里」として「牛久河童西瓜」などの特産品づくりを積極的に行っています。
品質を守るために専門職員によるチェックや独自の防除基準作成を行い、安全な生産を心掛けています。

かっぱの里のブランド農産物

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JA竜ケ崎 西瓜生産部会
部会長 栗山 光夫さん

JA竜ケ崎は、龍ケ崎市・牛久市・利根町を管内とする農業協同組合です。牛久市は河童にまつわる伝承が多く残されており、河童の絵で知られる小川芋銭ゆかりの地でもあります。「かっぱの里」として河童をキャラクターに起用し、観光や特産品づくりに活かしています。その特産品に、「牛久河童大根」「うしく河童米」、そして「牛久河童西瓜」があります。

牛久河童西瓜の魅力は親しみやすく覚えやすいネーミング、甘くてシャリ感が良くてみずみずしく美味しいことです。これまでもTVなどのメディアで紹介されたりと、知名度が上がってきています。年間およそ8万個のすいかが京浜市場に出荷されます。
そのほか、JAの集荷場や下根農産物直売所などでも販売しており、リピーターも多いそうです。

60年以上続く大玉すいかの産地

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JA竜ケ崎は関東平野のほぼ中央に位置し、小貝川や牛久沼などの河川があり農業に適した土地柄です。1950年代(昭和25年)からすいか栽培が始まり、昭和61年には大玉すいかの産地として茨城県で初めて県銘柄産地の指定を受けました。

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すいか部会は、使用農薬を減らした部会独自の防除基準を作成し、防除暦記帳を徹底しています。環境にもやさしい、安全・安心を心掛けたすいかです。品質や出荷の基準などを確認する「目揃会」の後、専門職員が圃場を見回って出荷前の最終確認をします。

現在、平成14年から同じ職員が見回っているそうですが、統一された品質を守るためにも、同一人物によるチェックは大変重要なことだと言います。 「平成28年も、天候の良い日が多かったので、糖度の高い美味しい西瓜が出来た」と自信を持って出荷しています。

河童西瓜のノウハウを伝える

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部会には、現在は11名の生産者が所属しています。栗山さんは19歳の頃からすいかを栽培しているそうです。
すいかは1月から苗作り・土壌作りが始まり、6月上旬の出荷まで約半年かけて栽培します。交配にはみつばちを使います。病害虫にも注意しなければなりませんし、なによりも風害や霜による被害が一番の脅威だと言います。

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さらに、一番重い農産物とも言われるように、出荷は大変な重労働です。後継者不足という深刻な問題もあります。 栗山さんは「すいかは新規参入するには設備が高い。辞める人が残した資材を受け継ぐという形で新しい生産者が参入しやすいようにしたい」と考えているのだそうです。

JAの組織力を活かし、近隣市町村の生産者にもノウハウを共有したいと考えているようです。その為にも牛久河童西瓜の魅力を広め、生産者からも大きな関心を持ってもらう必要があります。

すいかといえば夏の風物詩の代表です。JA竜ケ崎は、"農産物は「旬」が命。
その「旬」 にこだわります。"と宣言しています。是非、美味しい大玉すいか「牛久河童西瓜」を食べて、旬を感じてください。

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取材協力

JA水郷つくば 牛久営農経済センター

〒300-1286 茨城県牛久市小坂町2747

TEL :
029-875-0879
FAX :
029-875-0801

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※文中のJA名および部会名等は取材当初の名称が使用されています。