JA竜ケ崎の管轄地区、牛久市では、お盆用の小菊の出荷が最盛期を迎えています。
曲がりがなく頂点咲きで、品質の高いJA竜ケ崎の小菊は市場でも高い評価を得ており、
平成22年には茨城県の銘柄産地の指定を受け、今では県内第2位の売上高を誇るまでになりました。 農家の人々

吉田さんの小菊

JA竜ケ崎の管轄地区、牛久市では、お盆用の小菊の出荷が最盛期を迎えています。 曲がりがなく頂点咲きで、品質の高いJA竜ケ崎の小菊は市場でも高い評価を得ており、 平成22年には茨城県の銘柄産地の指定を受け、今では県内第2位の売上高を誇るまでになりました。

市場の信頼が厚い産地へ

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JA竜ケ崎 花き園芸部会
部会長 吉田 功さん

旧盆です。ご家族でお墓参りに出かけられる方も多いと思います。
近年では多様化するライフスタイルにともないお墓や仏壇には、さまざまな花が飾られていますが、そのなかでも「菊」は花持ちもよく、香りは邪気をはらうと言われており、昔から供える方が多い仏花の代表ともいえる花です。

JA竜ケ崎の管轄地区、牛久市では、お盆用の小菊の出荷が最盛期を迎えています。
平成13年に部会発足後、着実に部会員数と生産数を伸ばし、現在は28名の部会員が年間約380万本もの小菊を京浜、中京、阪神方面へ出荷しています。市場の要望に対応するため、ハウスと露地両方で有機肥料主体の栽培をし、5月中旬から12月中旬までほぼ通年で安定した供給をおこなっています。
曲がりがなく頂点咲きで、品質の高いJA竜ケ崎の小菊は市場でも高い評価を得ており、平成22年には茨城県の銘柄産地の指定を受け、今では県内第2位の売上高を誇るまでになりました。

安定した供給をするには

部会全体の栽培品種は約100品種にものぼります。赤色、白色、黄色と色バランスを考えた作付けをしています。
シーズン通して3色バランスの整った出荷を市場へしていくために少しずつ栽培品種を増やしていった結果といいます。現在でも新しい品種を試験栽培し、病害虫の抵抗性や開花時期などを検討し導入に努めております。
栽培講習会を通して、品種特性を理解し、栽培を行っています。

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電照栽培で最盛期の出荷に合わせる

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需要期に出荷するためのもう一つの対策として電照栽培の導入があります。
小菊は日照時間が短くなると開花する特性を持っており、この特性を活用し夜間に一定時間電灯をつけることで花芽を抑え、出荷時期を調整することを電照栽培といいます。
電灯を切ってから開花するまでの日数は研究によりデータ化されているため、それに則って消灯検討会を開催し、いつ頃電気を切るかを部会で統一しています。

手塩にかけて育てた小菊たち

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小菊生産者たちをまとめているのは、JA竜ケ崎 花き園芸部会長の吉田さんです。
吉田さんは、長年西瓜栽培をおこなってきましたが、7年前に小菊栽培へと品目転換をしました。転換まもなくは、JAの担当者の指導を受けながら、品種ごとの栽培時期や栽培方法を学ばれたそうです。今は90aの畑を出荷時期ごとに区切って栽培し、ご家族の協力を得ながら、順次出荷を行っています。

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「菊は葉が命である」と吉田さんは言います。梅雨の時期は葉の裏に白い斑点ができる白サビ病などさまざまな病気にかかりやすく、防除が欠かせません。多湿の中、防護服を身にまとい、多いときには3日に1度の割合で徹底防除に努めています。また、フラワーネットを使用し、小菊の成長に合わせて高さを調節することで曲がりを抑える工夫をしているそうです。このようにこまめに確認、手入れをすることで、青々とした葉を持った品質の高い小菊を育てることができるのです。

収穫された小菊は出荷規格ごとに選別し、各市場へ出荷されます。
市場から消費者のもとへ届いた時に花が咲くよう育てた、JA竜ケ崎の小菊でお墓やお仏壇を彩って見てはいかがでしょうか。

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取材協力

JA竜ケ崎 牛久営農経済センター

〒300-1286 茨城県牛久市小坂町2747

TEL :
029-875-0801
FAX :
029-875-0879
WEB :
http://www.ryugasaki-ja.jp/

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