かすみがうら市千代田地区(旧千代田町)は、温暖で霜の少ない恵まれた地域のため、古くから梨、栗、柿など果樹栽培が盛んな地域です。部会は、現在45名の部会員により年間7万ケースの梨を京浜市場を中心に出荷しています。 農家の人々

川上さんの梨

かすみがうら市千代田地区(旧千代田町)は、温暖で霜の少ない恵まれた地域のため、古くから梨、栗、柿など果樹栽培が盛んな地域です。部会は、現在45名の部会員により年間7万ケースの梨を京浜市場を中心に出荷しています。

梨の名産地

JA土浦 千代田梨選果場利用部会 部会長 川上 幸男さん、泰子さん夫妻
JA土浦 千代田梨選果場利用部会
部会長 川上 幸男さん、泰子さん夫妻

名峰筑波山東側の山脈に位置するかすみがうら市千代田地区(旧千代田町)は、温暖で霜が少ない恵まれた地域のため、古くから梨、栗、柿など果樹栽培が盛んな地域です。1885年に初めてこの地に梨が植えられてから、国道6号線沿いは観光農園や直売所が立ち並び、観光客に親しまれています。

JA土浦 千代田梨選果場利用部会は、平成24年度にJA土浦とJA茨城千代田の合併に伴い、販売先と栽培規模が拡大し、現在45名の部会員により年間7万ケースの梨を京浜市場を中心に出荷しています。

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梨栽培とともに歩む人生

川上さんは御年70歳。高校卒業と同時に就農、半世紀以上の人生を梨と共に歩んできたベテラン生産者です。奥様と2人で1.5ha超の圃場で「幸水」「豊水」「あきづき」栃木県の品種「にっこり」を栽培しています。最近では新たに「甘太(かんた)」の苗を部会で配り試験栽培を進めています。
甘太は10月に旬を迎える晩生梨のひとつで、柔らかな果肉と高い糖度を誇る食味の梨です。今後試験栽培を経て地域の土壌や気候に合い次第、部会で本格的に栽培を始め、いずれは幸水梨や豊水梨に次ぐ主力品種として検討されているそうです。

木漏れ日の差し込む梨園

圃場では太陽の光が葉の隙間から差し込み、あふれた光が葉の緑を通してキラキラと地面を照らしています。
「この圃場は明るいでしょう?私の圃場では2本の幹で構成される「2本主枝」を基本として、あえて光を樹の根元や実に当たるように剪定を工夫しています。光を当てることにより葉が効率よく光合成できるので、糖度がのった大きな実に育つのです。
また、圃場の周りを多目的防災網というネットで覆っていますので天敵の害虫や鳥の心配をせずのびのびと太陽の光をいっぱい浴ることができます。」と川上さん。

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「実は近所に大きな古墳があり、圃場の土壌からも土器が多く出土するんです。昔から多くの人々の生活を賄えるくらい豊かな土地だったのでしょうか、現在でも2年に1回の完熟鶏糞の施肥のみで十分すぎるほど健康的な土壌になっています。就農後、50年以上集落の先輩生産者の教えや勉強会で技術を学んできましたが、ここ20年ほどでやっとオリジナルの栽培方法を確立し安定した品質で栽培できるようになりました。」と川上さんはおっしゃいます。

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品種ごとにより多少の違いはありますが、表面の凸凹が滑らかになり、全体的にやや赤みがかってきたら、収穫適期です。一つひとつ手作業で収穫し規格ごとにコンテナに丁寧に積み終わったら、そのまま選果場に納品されます。選果場でもベテランの選果員により選別がおこなわれます。2度の厳しい選別を通りやっと出荷です。

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成長途中で葉の擦れや天候の影響で表面に傷がついたり、形が変形している梨がどうしてもでてきます。こうしたものは今までは規格外としてはじかれていましたが、JA合併後は販売先拡大と部会員の要望によりお買い得価格の梨「はねだし梨」として出荷ができるようになりました。皮や形に少しだけ難があるだけで皮をむくと市場に出荷している規格内の梨と色合いも食味も全く変わらないおいしい梨です。生産出来た梨は、すべて販売できるような体制を整えております。

地域の事故無しを目指して

部会では秋の交通安全月間に市内のショッピングモールで梨を「事故無し」の縁起かつぎでお客さんに配るイベントを開催しています。
これは、部会とJA、交通安全協会の協力で始まった取り組みで、旬を迎える特産の梨「豊水」約400個をお客さんに配り、地域での事故無しを目指して交通安全の呼びかけをおこなう活動です。恒例のこのイベントでは多くのお客さんが列をなし、あっというまに配り終わってしまうそうです。ちなみに川上さんは土浦地区交通安全協会副会長かすみがうら支部長を務めています。

これからも信頼を大切に

「1年で1作しかつくれない大切な梨です。「JA土浦の梨はおいしい。」と待ってくれている市場や消費者の信頼にこたえ続けられるように、これからも生産者の目を一つにして取り組んでいきたいです。」と意気込みを語ってくださいました。

毎日愛情を注いで育てたJA土浦のおいしい梨は10月いっぱいまで品種を変えて出荷されます。ぜひご賞味ください。

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取材協力

JA土浦 千代田支店

〒315-0066 茨城県かすみがうら市中佐谷243-2

TEL :
0299-59-5550
WEB :
http://www.ja-tsuchiura.com/

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JA土浦 千代田梨・柿共同選果場

〒315-0066 茨城県かすみがうら市中佐谷243-2

TEL :
0299-59-4166(選果場直通)
備考 :
こちらでは梨の直売を行っております

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